朝が来るのが、こわい日があります。
目が覚めた瞬間に、
「ああ、また今日が始まるのか」と思ってしまう朝。
まだ何も起きていないのに、
もう少しだけ、このままでいたいと願ってしまう。
布団の中はあたたかくて、
世界はまだ遠くて、
ここにいれば、何も求められない気がするから。
やらなければいけないことは、ちゃんとわかっています。
頭では、わかっているのです。
でも、体がついてこない日もある。
気持ちが追いつかない日もある。
そんな朝に、
「ちゃんと起きなきゃ」
「甘えてるだけだよ」
と、自分で自分を急かしてしまう。
でもね。
朝がこわいということは、
それだけ昨日まで、あなたが頑張ってきた証でもあります。
疲れた心は、朝を少し重く感じるものです。
それは怠けではなく、
ちゃんと生きているからこその反応。
今日は、完璧な一日にしなくていい。
まずは、カーテンを少しだけ開ける。
光を、ほんの少しだけ部屋に入れてみる。
それができたら、もう十分。
顔を洗えたら、えらい。
お水を飲めたら、もっとえらい。
外に出られなくても、
誰かに会えなくても、
今日は「ゆっくり始める日」でいい。
朝は、戦う時間じゃなくていいのです。
ただ、目を覚まして、
呼吸をして、
今日という日と、そっと握手をするだけ。
それだけでも、立派な一歩。
もし今、
布団の中でこれを読んでいるなら――
どうか、自分を責めないで。
あなたは、ちゃんと生きています。
朝がこわい日があってもいい。
そんな日も含めて、
あなたの一日です。
今日は、ゆっくりでいい。
本当に、ゆっくりでいいのです。

コメント